10年前の私への手紙

離婚を考え始めたのは、今からちょうど10年前でした。
当時、17歳を筆頭に8歳まで4人の子育てに必死でしたが、一方で何故か思い立って、声優の勉強を始めた時期でした。それは、せめてもの自分を保つツールでした。
今回は、その時の私に寄り添い、感謝を伝えるために手紙を送りたいと思います。
10年前の私へ
離婚を決意したこと、自分の気持ちに正直に行動できる勇気にエールを送るよ。
決意してくれてありがとう。ここから、本当の私が始まるよ。今の私はあなたの勇気に本当に感謝しています。
離婚届を出しに行く時、一人でとても怖かったよね。でも、間違っていないことは分かっていたよね。
ここまであなたは毎日毎日、本当に良く頑張ってきたよ。
子供達を心から愛して自分の時間とエネルギーの全てを差し出して、それが当たり前の生活だよね。
それは、なかなかできる事ではないよ。すごい事だよ。
いつも、自分のことは後回し。
感情的に子供達を叱ってしまう事もあるけど、
それは仕方がないよね。
本当のパートナーシップは自分との信頼関係
パートナーでさえ、助けを求めてもスルーされている様に感じて寂しかったよね。信頼関係が作れなかったのはとても残念だったよね。
結婚しているのに感じていた孤独は、決してあなたが悪いのではないよ。相手が悪い、と言いたい所だけど、それも言いたくないんだよね。わかるよ。
パートナーを愛そうと、心から誓ったのも知ってる。努力しようとしてたのも知ってる。その努力が辛かったことも知ってる。
頑張ってくれてありがとう。
あなたが頑張ってくれたから、今の私がいるんだよ。
あなたは自分の事を好きと言い切れないと思うけど、今の私は私がとても好きで愛おしいよ。
そんな風になれた事を報告するね。それは、あなたが欲しかった思いだって知ってるから。
子育ての中で置き去りになった自分
20数年前に母になった時から、ただただ子供達を愛して子育てに邁進して、良いと思う事はどんどん取り入れていた。サボらず、苦労を厭わずに。
3歳の長男の手を引いて、次男をベビーカーに乗せて急な坂道を登ったこと覚えてる?
横浜のシュタイナー幼児クラス。
慣れない車の運転と身体を使った遊び、穏やかさや美しさで満たした生活、食事や栄養にも気を配ってたよね。
シュタイナーの世界観は今でも好きだけど、とても頑張ってしまったのは疲れたよね。
本当にお疲れ様。
そうやって育ててきたからこそ、疲れてしまって何かが掛け違えてる気がしたね。
楽しいはずの子育て
長女と次女を授かり、女の子の子育ても楽しんだ。忙しくなり、どんどん自分のことは後回し。パートナーのサポートが本当に欲しかったけれど、遠慮して言えなかったね。
抱え込む性格で、一生懸命にやり過ぎて見落としてしまう大切なこと。
それはね、自分自身を大切にする視点。
それをずっと知らないで生きてきたんだから、仕方がないよね。
今からでもあなたにそのエネルギーを送るよ。
自分との対話を持はじめよう
私は今、私の心といつもいつも対話して、本当の思いを聞いているよ。
そしてその繋がりは人智を超えたものへと広がっていくことが感じられる。
その回路からインスピレーション(閃き)がやってくることが増えたよ。
もっともっと自分のことを認めて愛してそのままの自分を抱きしめて行こうね。
対話して行こうね。
そうしたら、これから先の世界はあなたに優しいから大丈夫。
揺るぎない大丈夫な感じ、安心感が出てくるよ。
誰も悪くない。私も相手も。
ただ、勘違いしてた。悲しみを上手に伝えられなかった。ごめんねと素直に言えなかった。
それだけ。
その連鎖の世界は、誰もが誰かに幸せにしてもらおうと依存していく世界だったね。
これからは、一人一人が自分と繋がり、力を取り戻していく時代になるよ。あなたはそのために大切な一歩を踏み出したんだよ。
演技との出会い
最後に、10年前に声優の勉強を始めてくれてありがとう。
演技することが、とてもエネルギー解放になってるよね。
今、まさか役に立つとは思っていなかったよね。私の力と個性を発揮して、これからも広がっていくと思う。とても大切な事だから、これからも対話しながら進んでいくね。
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4人の子育てに、声優の学びに
れいこさん素敵です
ありがとうございます
励みになりますこれからも頑張ります!
れいこさん素敵なかたなんだなぁって、ブログをよんでさらに感じましたぁ応援しています
嬉しいです
私も応援していますよ❣️
読んでてウルウル涙腺が崩壊しちゃいました。
父子家庭で育て全力で走り抜け
死を求め子供を実家に預けて
四国へ逃げたあの日の事を思い出し
今子供が成長し一緒に過ごせている事だけで
幸せです^^*
これから素敵な人生
そして
益々の、ご活躍をお祈り致しております┏○ペコッ
コメントありがとうございます。
大変な時期を超えていらしたんですね。
全てをポジティブに活かして、世界を照らして
生きていきたいですね♪